Oswald Regular
OpenSans Regular
Conduct>It

業務におけるITアプリケーションの数や複雑さが増すにつれて、運用管理はより重要になります。処理を時間どおりに確実に実行されることをみんなが期待します。しかし運用管理者ならおわかりでしょうが、色々な場所に分かれているかもしれない、いくつものサーバーにまたがる互いに関連するアプリケーション間で膨大な量のデータが移動している実際の状況下では、時間どおりに確実に処理を行うことは口で言うほど簡単なことではありません。

運用管理が問題なく行わるためには、運用チームは次のことを行う必要があります。

  • 1つのアプリケーション内だけでなく複数のアプリケーションにわたる関係をすべて把握し、明確に示して、実施する。たとえば、ある処理Aが完了したときだけ続く処理Bを実行するが、Aが失敗したときは別の処理Cを実行することを決める必要があります。
  • それぞれの処理を開始するすべてのトリガを管理する。トリガは、特定の日の決まった時間であったり、ファイルの受信であったり、必要なシステムリソースが利用できるようになったり、またはこれらすべての組み合わせとなることもあります。
  • アラートを自動的に発生させ、適切な人に警告が送られるようにするよう、事前に監視する処理の関連性をすべて洗い出す。先行する処理の終了時刻やファイルの到着時刻などが決められた時間までに終わっていなかった場合にアラートを発することで、業務のサービスレベル(SLA)の追跡と報告を行います。
  • アプリケーションの主要部分の細かい指標を監視する。処理から除外されたレコードの数、処理されたメッセージの遅延、処理ロジックによって消費されるCPU時間などを監視し、これらもしきい値を超えるとアラートが発生されます。
  • 運用環境に正式にプロモートする前に、すべての運用プロセスが専用のテスト環境で確認されるように、テストの開発と実施を行う。
  • アプリケーションのそれぞれの処理の実際の開始や終了時間などの、詳細な運用統計を時間とともに記録して分析し、システム負荷の傾向を把握し、システムリソースの計画に役立てる。

Ab InitioのConduct>Itには、上記のすべての機能だけでなく、それ以上の機能が備わっています。

Conduct>Itは、複雑なアプリケーションを複雑な環境にデプロイした場合の監視および実行環境を提供し、運用を自動化します。Conduct>Itを使うと、繰り返しや待ち合わせを伴ったり並行に行ったりするいくつものジョブで構成されるとても複雑で大規模なアプリケーションを、スケジューリングして行うことができます。そうしたアプリケーションは、Ab Initioグラフとジョブだけでなく、カスタムプログラムやサードパーティ製品の処理も含めることができ、すべてConduct>Itによって管理されます。

Conduct>Itには2つの主要な要素があります。一つはOperational Consoleと呼ばれる処理を自動化するサーバーであり、複雑な処理環境の監視およびジョブ制御を行います。もう一つは、高度なプロセス管理ロジックが必要な大規模なアプリケーションの複雑な制御をグラフィカルに開発して実行できる機能です。

まず、Operational Consoleから見ていきましょう。

Operational Console

Operational Consoleには、毎日の運用操作に必要な幅広い機能が備わっています。これらの機能には、ジョブのスケジューリング、監視、および警告と、ジョブごとに処理を開始、停止、再実行するなどのアクションが含まれます。Operational Consoleは、すべてのアプリケーションについての関連する運用メタデータの収集、統合、および管理が行われ、運用チームおよび業務アナリストが効率的に運用を計画したり維持を行うのに役立ちます。

すべては、次に示すブラウザからアクセスするOperational Consoleのホームページから始まります。ホームページには、今日のすべてのジョブの概要がアプリケーション、システム、またはホストサーバーごとに表示され、ジョブの状態が実行中(緑)、完了(青)、失敗(赤)、待機中(黄)などの色で示されます。また、未解決の問題や警告もすべて表示されます。

ホームページからリンクをたどると、環境内のジョブに関するさまざまな情報(失敗の理由、どのジョブを待機中か、いつジョブが完了したか、ジョブがいつ完了する予定かなど)を確認できます。たとえば、特定のアプリケーションに関連付けられたすべてのジョブを確認し、その進行状況を把握することもできます。

監視画面を示す下のスクリーンショットは、選択したアプリケーション内のさまざまなタスク間の依存関係と、各タスクの進行状況を示しています。ジョブがどの段階にあっても、さらにリンクをたどって、あるタスクのトラッキング詳細を見ることができます。

上記のように、Ab Initioジョブで実行されるすべてのコンポーネントについて、消費されたCPU時間(秒数)や処理されたレコードおよびデータの量に関する詳細トラッキング情報が得られます。また、時間の経過とともにそれぞれのジョブがどのように実行されたかを、予測した傾向のグラフと比べることもできます。

Operational Consoleは、決められたSLAを満足するかということから、消費されるユーザーとシステムCPU時間などの細かい情報まで、タスクごとに幅広い統計を収集します。

ただし、これで終わりではありません。運用チームは、Ab Initioデータ操作言語(DML)の機能を全面的に利用して、警告およびトラッキング目的の“カスタムメトリック”と呼ばれる独自の測定基準を定義することもできます。アプリケーションを変更したりその動作を妨げたりすることなく調査を追加でき、アプリケーションの実行に影響を与えることもありません。グラフ内のフローやコンポーネントのトラッキング情報を組み合わせてこれらのメトリックを計算できます。特定のコンポーネントによって処理されるレコードの数、消費されるCPU時間、処理されるリアルタイムメッセージの遅延などを報告し警告するカスタムメトリックを簡単に追加できます。

Operational Consoleのすべての監視機能は、Operational Consoleまたはサードパーティのスケジューラで起動した場合もAb Initioジョブに使用できます。

社内のスケジューラにアクセスできないユーザーに対しては、日付や時間、イベント、およびファイルに基づくスケジューリング機能がOperational Consoleに用意されています。これにより、従来のスクリプトを記述して維持することなく、高度なアプリケーションをスケジューリングできます。次のスクリーンショットは前述のアプリケーションと同じものですが、展開されたタスクに対して、すべての時間ベースおよびイベントベースの依存関係が示されています。

大規模なアプリケーションではタスク間の依存は非常に複雑になることもありますが、Conduct>Itにはグラフィカル環境が用意されており、開発者が高度なジョブ制御フローを定義するのに役立ちます。

制御フローは、実行の順序で表され、制御フローで接続されたタスクの集合は“プラン”と呼ばれます。制御フローで接続されたタスクは実行に関する関係(たとえば、タスクの実行順序)を示します。

上記のプランは、タスク1が完了した後にタスク2を実行できることを示しています。また、その後に内部処理を実行するかという条件が評価され、“いいえ”の場合は、ハイライトされた“サブプラン”を繰り返し実行し、オフィスごとのその日の終日状況を計算することを示しています。“サブプラン”は名前が示すように、それ自体がタスクおよび制御フローの集合です。

また、タスクが失敗したときだけ別のタスクを起動することもできます。これは上記のプランでは“エラー処理”タスクで示され、タスク2が何らかの理由で失敗すると実行されます。同じような方法で、各タスクには“メソッド”を関連付けることができ、“At Start”、“At Success”、“At Shutdown”、“At Failure”、“At Trigger”などの特定のイベントが発生したときにそのメソッドが実行されます。これにより、ジョブに関する情報をシステム全体のレポートおよびログに簡単に追加できます。

プラン単位でジョブを定義することにより、Conduct>Itは時間を開発するフレームワークを実現しました。プランは、複雑なアプリケーションをリカバリ可能な1つのシステムを構成する作業単位に分解し、管理しやすくします。Operational Consoleによってスケジューリング、監視、および管理を行うことができます。その結果、高度で包括的な運用環境を実現しています。

English
Français
Español
Deutsch
简体中文
言語:
日本語